娼婦に堕ちた貴婦人

砂時計の砂が落ちた。
盛りのついた雌猫のような声と獣のような雄の声が響く廊下を僕は進む。

コンコン

「お時間となります」

「おぉ、そうか。じゃあ…うっ!!」

「んおぉおお!!」

大きく身ごもった娼婦の腹に射精する客。

「ふぅ…出た出た…。おう、坊主。ご苦労だな」
汗だくで全裸の客が好色に笑って、汚い手で僕の頭を撫でる。

「毎度ありがとうございます」

「もうそろそろなんだろ?」
客は息も絶え絶えな娼婦を指して僕に聞く。

「はい。来月には」

「じゃ、また復帰したら指名するわ。母乳プレイとか楽しみだ」
スケベな笑みを浮かべながら唇を舐める客。
出したばかりなのに肉棒はもう甘勃ちをしている。

「またお待ちしております」
ネットリと未だ小刻みに痙攣してる娼婦の尻を眺めて、客は退室した。


ベッドに近づくと獣の臭いと栗の花の臭いがツンと鼻に付く。
うっと思わず顔をしかめたくなる臭いで未だに馴れない。

「お勤めご苦労様です。お嬢様」

「……はぁ…はぁ…」

娼婦に堕ちた貴婦人

ボテッとした大きな臨月近いお腹。そこに白く汚い客の精子。
かつて仕えたお嬢様が娼婦となり、何度この光景を見ただろう。
美醜が同居する光景に様々な感情が交錯する。

「…もう次のご指名がお待ち頂いております。身支度を」

「…はぁ…え…えぇ。わかったわ…」
お嬢様は虚空を見つめながら力なく返事をした。



今回一行だと
娼婦に堕ちた貴婦人を見つめる奉公人の僕
です。

虚ろ気な目、表情。大きなお腹に掛かった精子。
汚い小屋で銀貨4枚で抱かれる貴婦人。

これが描きたくて。

実はラフで描いていた時はちょっとしっくり来ず。
保留していた絵でして。
なんとなく完成図が見えていそうで見えてない。
そんな感じだったんです。

描いている内に、見えてくるものもあるんですね。
途中まで描き進めて、何度か、もうダメかも。
と思ったりしましたが。
考えながらイメージを集約していって…。
存外自分的には良い感じになった、と思います。

描き上がって、あー…こんな絵が描きたかったんだ。
みたいな。
ちょっと面白かったです。



↓毛ありバージョン
娼婦に堕ちた貴婦人_毛あり



ブログ限定ラフ公開。
娼婦に堕ちた貴婦人_ラフ

この状態で止めてました。
今見ると顔とかちょっと怖いかも…(苦笑)。
影だけザックリ決めていたのですが。
前述通り完成イメージが仕切れておらず。
描きながら見えてきました。
細かい部分、ピアスとかこっちの方が多かったりします。
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